みんなの 講座
PART2

立体の切断面。
とっくにとっくに書いてなくてはいけない超重要項目なのに、
なぜか今頃になって、ようやく67講座目の初登場です。
理由があります。しかしこの理由は言い訳です。
言い訳とは聞きづらいものですよね。
「言い訳をするんじゃないっ!!!」
親や先生が子供たちを叱るときの常套(じょうとう)文句です。
だから、言い訳の嫌いなヒトは、次の1行を読まないでください。(無理か;^^)
「ボク、立体の図をたくさん作ってアップするのがヤだったんだよ〜〜〜」
厳しい人には、まだまだ叱られそうですが、
本題の方向へ逃げてごまかします。次の基本図をどうぞ!

ただの立方体です。この講座では、この図を基本図と呼びますね。
算数の問題で、昔も今もいつの時代も大流行なのは、
この立方体の周囲辺上に任意の3点を与え、その3点を含む面で
基本図の立方体を切断したときの切断面(切り口)を考える問題です。
なぜ、与える点が3点かといえば、<平面は3点によって決定する>という
平面の決定条件が関係しています。
少し話がそれますが、2点を含む平面は無数に存在して1通りに定まりませんし、
4点以上になると、それらすべての点を同時に含む平面の存在が怪(あや)しくなります。
偶然存在することもあるでしょうが、必ず存在する保証がなくなります。
だから3点です。
3点を与えることで、すごくすっきり、たった1通りの平面が決定されるのです。
では、ここから4問の問題を並べます。(最後の図4は宿題です)
どの問題にもカラー表示した3点を与えていますので、それら3点を含む面で
立方体を切断したときの切り口の図形名称を考えてください。
イメージするだけでもよいですが、できればこのページを印刷するか、
または別紙に同じような図を書いて、実際に書いてみてほしいです。
なお、カラー表示の赤い点は立方体の頂点、
青い点は立方体の各辺の中点です。
次の図1〜図4の立方体について、与えられた3点を含む平面で切断したとき、
切り口はどのような図形になりますか?


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では、図1〜図3について解説しましょう。
まず、次に挙げる立方体切断のレジュメ&反則をアタマに入れてください。
レジュメ1
立方体の同じ側面上にある2点は直接つないでよい
(立方体には6つの側面がある。2点が、どの側面上にあってもつないでよい)
反則
立方体の同じ側面上にない2点を直接つないではいけない
レジュメ2
平行に向き合っている立体の面においては
切り口の辺も平行に向き合う(平行な面に切り口の辺が存在するとき)
レジュメ3
切り口を答えるときは、もっともふさわしい図形名で答える
(平行四辺形を四角形、二等辺三角形を三角形などはNG!)
〜図1 解説〜
もっとも基本的な問題です。
BとD、BとG、DとGは、すべて同じ側面上にある2点です。
したがってレジュメ1より、それぞれストレートに直線でつなぐことができ、
切り口は下の図のような正三角形になります。
レジュメ3にも書きましたが、三角形などと答えると不正解になります。
BD=BG=DGを確認し、なるべく詳しい名前で答えてください。
〜図2 解説〜
1ヶ所だけ落とし穴があります。
BとD、DとHはダイレクトに結べますが、BとHをダイレクトに結ぶことはできません。
<反則>に書いたように、BとHは同じ側面上にある2点ではないからです。
このような場合がレジュメ2の出番です。
立方体の上の面(ABCD)と下の面(EFGH)は平行に向き合っていますから、
平行な面では切り口も平行になり、Hを通るBDの平行線が切り口の1辺になります。
するとその平行線はFHとなり、BとFは同じ側面上にある2点なので結べます。
切り口は下の図のような長方形になります。
〜図3 解説〜
図2と同じように考えます。
PとQ、PとFはダイレクトに結べますが、QとFをダイレクトに結ぶことはできません。
QとFは同じ側面上にある2点ではないからです。
Fを通るようにPQの平行線を引いてください。
その平行線はFHとなり、QとHは同じ側面上にある2点なので結べます。
切り口は下の図のような等脚台形になります。

<解答整理>
図1 BD=BG=DGの正三角形
図2 長方形
図3 PQとFHは平行、PF=QHの左右対称な等脚台形
どうですか?
立方体の切り口。簡単だったでしょう?
しかし、(優秀な方はご存知かと思いますが…)
残念なことに、
レジュメ1・2だけでは解明しきれない切り口パターンもあるんです。
その場合は面や辺を広げる(延ばす)という別のテクが必要になりますが、
それについては次回後編で扱いたいと思います。
なるべく早くアップしますから、また続きを読みにきてくださいね!
それじゃ、今回の前編はここでおしまい。解散。
最後に<わかった〜?>があります。
できた人は、トップページ(または目次ページ)にある
「解答用紙」のボタンから解答を送信してください。
正解の場合、個人正解ボックスのページに掲載いたします。
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