みんなの 講座

根性算(こんじょうざん)を知ってますか?
かなりマイナーな業界算数用語ですが、
理屈なんか抜きで、とにかく根性で答えを出してしまえ、
という力まかせの解き方を、たぶんに皮肉って表現した言葉です。
でも、この根性算。
アカデミックな色合いはゼロですが、
こと試験に関しては役立つことも多々あります。
例えば・・・。
〈根性算が使える例〉
6でわると3余る2けたの整数は何個ありますか?
正しい解き方
求める整数は、6×□+3で表現できる。
この式の値が2けたになる最小の整数は□=2、
最大の整数は□=16より、
2から16までの整数の個数を考えればよい。
16−2+1=15個
根性算
「う〜ん、やり方考えるのメンドクサイなあ。そうだっ、全部書いちゃえ!」
15、21、27、33、39、45、51、57、63、69、75、81、87、93、99。
「ええと、イチ・ニィ・サン・シィ・・・・・ジュウサン・ジュウシ・・・
しめしめ、答えは15個だ〜」
ボクの生徒に対する根性算トークはこうです。
「根性算は、決してほめられる解き方ではないけど、
マジメに考えてできないよりは値打ちあるかもね。
努力に応じて給料が払われるのが世の中だからサ。」
先生によっては、唇をブルブルさせて
「根性算なんてナンセンスだ」とおっしゃる方もいます。
もちろん、ナンセンスなんてボクだって百も承知です。
でも、仮に根性算であっても、何とか答えを求めてやろうという
気合いは評価してあげてもいいと思ってます。
指をくわえて「できないよ〜」と唸(うな)ってる生徒よりは
ある意味、知恵も使ってますからね。
ところが敵(学校)もさる者です。
そうそう根性算ばかり使われてはたまらないので、
どうあがいても根性算なんてまるで歯が立たない問題を作ってくるわけです。
そうですねえ。100%不可能ではないけど、
根性算だと早くて丸1日かかるみたいな問題を。
こんなヤツです。↓
1から1000までの整数をすべてかけ算します。
この計算の積は、一の位から何個の0が連続して
並んでいますか?
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どうです?
いくらなんでも「よしっ、1から1000まで全部かけてみよう」なんて
勇気のある人はいないでしょ?
やめてください。途中で絶対くたばリます。
あれ? もう始めてる?
きっとあと5分もたてば、「や〜めたっ」ってなるでしょうね。絶対です。
では正しい解法。
一の位から連続して並ぶ0の個数は、
その数が10で何回割りきれるかを調べます。
たとえば200は10で2回割れるし、4670000なら10で4回割れますね。
つまり、1から1000までの整数の積が10で何回割れるか?
これは1から1000までの整数が、それぞれ10で何回割れるかを調べて
合計すればよいのです。
また、10=2×5なので、10で割れる回数は5で割れる回数と同じことです。
※5だけを考え、2については考えなくてよい。
なぜなら、1から1000までのそれぞれの整数が2を含む個数は、5を含む個数より多いはず。
2がたくさんあっても5がないことには10は作れない。個数の少ない5を優先。
1から1000までの整数で、
5の倍数の個数は、1000÷5=200個 ← 5で割れる回数200回
25=5×5より、25の倍数は、もう一度5で割れるから、
1000÷25=40個 ← 5で割れる回数40回追加
125=5×5×5より、125の倍数は、さらにもう一度5で割れるから、
1000÷125=8個 ← 5で割れる回数8回追加
625=5×5×5×5より、625の倍数は、さらにもう一度5で割れるから、
1000÷625=1.・・・ ← 5で割れる回数1回追加
よって、1から1000までの積が5(10)で割れる回数は、
200+40+8+1=249(回)
つまり、自然数1から1000までの積は、
一の位から249個の0が並ぶ整数である。
どうでしょう。ご理解いただけましたか?
10で割れる回数は5の個数を調べる。これがポイントでした。
たまにはサっと終わります。授業延長は嫌われますからね。
ではまた!
では最後に宿題です。
できた人は、トップページの解答用紙から送信してください。
正解者は「正解者コーナー」で定期的に発表しています。
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