みんなの講座



今回の講座についてくるためには、
つるかめ算の基礎がしっかり身についている必要があります。
え?危ない? それは一大事です。慌てて勉強してください。

あれ、でも待てよ。
そういえば、この算数講座では一度もつるかめ算に触れたことなかったなあ。
みんなが知ってて当然だと思ってる(職業病?)んだけど、
意外とそうでもないのかな?
中学で連立方程式を習うと、χとyで簡単に済んじゃうからねえ。
中学受験しなかった人は知らないのが当たり前かも。
でもつるかめ算ってホント楽しいんだよ。
この講座でも復習しますから、よく読んでくださいね。

あ、もうちょっとだけ脱線。
ボクが以前書いたおやのためのつるかめ算ですが、
あれって編集者の強い意向でタイトルがつるかめ算になったけど、
本当は30数種類の特殊算を扱ったもので、
別につるかめ算だけに特化した本ではありません。
最初は特殊算という言葉をタイトルに使う予定だったらしいけど、
ボクが断固反対した。
「特殊算なんて言葉、マイナーだからやめてください!」
そしたら編集部の多数決で、つるかめ算が代表選手に選ばれちゃった。
ボクが当初決めておいたタイトルには1人も手をあげてくれなかったらしい。
編集者との感覚の違いにずいぶん悩んだものでした。
※それでも編集チーフのK女史が美人だったから、僕は素直に決定にしたがいました。(単純?)


じゃ〜ん。慶応中等部の過去問です。 ※図中の長さ、面積は単位を省略


図のような台形ABCDがあります。点Pは辺BC上の点です。
三角形APDの面積が210cmのとき、PCの長さを求めなさい。



前にも書いたように、中学生以上で連立方程式が使えれば、
さほど難問ではないかも知れませんが、
算数の知識で解くのはなかなか大変です。 さてどうします?

実は、この問題がつるかめ算図形バージョンと呼ばれている問題で、
次のような基本つるかめ算が背景にあります。

ではここで基本つるかめ算の復習。


1個80円のチョコレートと1個50円のガムを合わせて
20個買ったところ、代金の合計が1360円になりました。
チョコレートとガムをそれぞれ何個買いましたか?



今回は面積図という算数ツールを利用してみます。
左側の長方形の高さに合わせて、右上に長方形を補ってください。
80×20=1600という面積の長方形ができましたね。
そして、1600から1360を引き、補った部分の面積を求めます。
1600−1360=240 → 補った部分の長方形の面積
                  ※上の図には書いてありません

これを補った部分のタテの長さでわり、ガムの個数を求めます。
240÷(80−50)=240÷30=8(個) → ガムの個数
20−8=12(個) → チョコレートの個数


さて、最初の慶応の問題ですが、これからヒントを示します。
基本つるかめ算が理解できたら、こっちも必ず理解できるはずですヨ。



三角形APD(210cm)を点線にして、三角形APEと三角形FPDを補いました。
ほらほら、なんだか基本つるかめ算に似てきたでしょう?
あと上の図に足りないのは、基本つるかめ算のときの1360円にあたる数値。
それさえわかれば、もうまったく基本つるかめ算と一緒ですよ。

あれま。もう計算を始めてる人がいますねえ。その調子、その調子。
もう私が解説を書かなくても大丈夫そうですね〜。
じゃあ、この問題をそのまま宿題にしちゃいましょう。
え? 1360円にあたる数値が出ない?
出ます、必ず出ますよ。
ヒントは、台形ABCDの面積を求めてから考えてみてください。 


最後に宿題です。
できた人は、トップページの解答用紙から送信してください。
正解者は「正解者コーナー」で定期的に発表しています。


<宿題番号28>
今回の宿題は、講座の最初に紹介した図形の問題です。
PCの長さを求めてください。