みんなの講座



ボクのホームページの話ですが、
多いときは1日に数百人のご来場者がいらして、
算数に関心のある方って多いんだなあ、とつくづく感じています。
しかしボクには本職もあるので、
あまりホームページのことばかりやっていられません。
それで更新をさぼったりすると、お客様はてきめんに減りますね。

考えてみればアタリマエです。
ご飯食べに行くのでも、何か買いに行くのでも、
お掃除や手入れをまったくしないような汚いお店には行く気にならないです。
ホームページも同じみたいです。
最近だいぶ怠けていたから、お客様もだいぶ減っちゃったかな。
まぁでも算数は季節モノじゃないから、期限切れということはないでしょう。
また頑張ってコラムを書きますから、みなさん、ぜひときどき読みに来て、
できたら、このホームページを友だちにも教えてあげてくださいね。


では今回の問題です。


1辺の長さが1cmの立方体が24個あります。
これらを積み重ねていろいろな大きさの直方体を作るとき、
表面積がもっとも小さくなるのは、どのような積み方をした
場合ですか。




いくつか検討してみましょう。


(検討1)



1つの方向にズラズラと24個並べてみました。
たて=1 横=24 高さ=1なので、
このような積み方を1×1×24と表すことにします。
*1×24×1、24×1×1も同じことなので、見やすいように小さい順に数を並べます。

さて、直方体の表面積=(たて×横+たて×高さ+横×高さ)×2ですから、
この場合の表面積は、
(1×24+1×1+24×1)×2=(24+1+24)×2=98cm2 となります。

どうもこれが最小の表面積には思えません。
なんとなくみなさんもそう感じませんか?
上の並べ方は風当たりが強そうでしょ?


(検討2)



今度は、たて=2 横=12 高さ=1です。1×2×12と表します。
この場合の表面積は、
(2×12+2×1+12×1)×2=(24+2+12)×2=76cm2 となります。
(検討1)よりは減りましたが、まだまだ小さくできそうですね。
では次。


(検討3)



今度は、たて=2 横=6 高さ=2で、2×2×6と表します。
表面積は、(2×6+2×2+6×2)×2=(12+4+12)×2=56cm2
また(検討2)より減りましたが、これも解答ではありません。


実は、24個の立方体を積み重ねて直方体を作る方法は6通りあります。
表に整理してみましょう。

  3辺の長さ 表面積 接着箇所/接着面  
24 98 23箇所/46面 (検討1)
12 76 34箇所/68面 (検討2)
70 37箇所/74面  
68 38箇所/76面  
56 44箇所/88面 (検討3)
箇所/ (宿題)


表中では、E(検討3)の場合の56cm2が最小の表面積ですが、
その下にあるFの方が表面積は小さくなります。
問題の解答は2×3×4の形に積み上げたときが正解です。

この問題を考えるときのポイントは、
表面積を小さくする→立方体どうしの接着箇所を多くすることです。

1×1×24の直方体の場合、23箇所の接着箇所があり、
それぞれの箇所で2枚の正方形が接着するから、
立方体24個を別々に独立させて置いたときに比べ、
正方形46枚(23×2)分の面積が減ります。計算して確認しましょう。
立方体24個を別々に置けば、表面積の合計は1×1×6×24=144cm2
接着によって減る面積は46cm2、これらの差は98cm2 で、
さきほど上で求めた表面積と一致します。

1×2×12の直方体の場合、34箇所の接着箇所があり、
立方体24個を別々に独立させて置いたときに比べ、
正方形68枚(34×2)分の面積が減ります。
よって表面積は、144−68=76cm2

2×2×6の直方体の場合、44箇所の接着箇所があり、
立方体24個を別々に独立させて置いたときに比べ、
正方形88枚(44×2)分の面積が減ります。
よって表面積は、144−88=56cm2

※他の場合もすべて同様

なるべく立方体に近い形に積み上げよう!
今回のような表面積最小問題の鉄則です。

そういえば、問題の最小表面積がいくつになるかは求めませんでした。
それを含めて、上表の空欄を今回の宿題にしましょう。
では、今回の講座はこれでおしまい。またお会いできる日を待っています。


最後に宿題です。
できた人は、トップページの解答用紙から送信してください。
正解者は「正解者コーナー」で定期的に発表しています。


<宿題番号33>

講座内の表の空欄ア、イ、ウを求めてください。